史の詩集(続)Fuhito Fukushima

福島史(ふくしまふひと)の詩集の続きです。

青い鳥     0022

 

青い鳥

 

いつの頃か知らないか

僕の耳に何かが聞こえるようになった

そっと耳をすましていると

何も聞こえないのに

何かに一所懸命になっていると

ふいに聞こえてくる

 

どこか遠いところから

僕を呼んでいる

とても澄んだ美しいさえずりだ

 

確かに聞こえてくる

確かに呼んでいる

 

僕にしか聞こえないのか

僕を呼んでいるのか

 

そうか君は青い鳥

幸福の青い鳥なんだ

 

どうしてそんなに遠くに行ったのか

君は人の心の中になくては

いけないんじゃないのか

 

ああ君は幻の鳥

誰かが信じてくれるところにしか

いられないんだ

何一つすさんでいない

明るく清いところにいるんだ

 

僕は探しに行く

小さな小さな君を求めて

この広い世界の至る所へ

逃避旅行だよ、現実からの