史の詩集(続)Fuhito Fukushima

福島史(ふくしまふひと)の詩集の続きです。

荒海     0035

荒海

 

波を振り上げて

僕を打ち砕こうとするのは

なぜだ

 

海よ

君の強さが哀しい

 

君の偉大さに 僕は孤独だ

君は永遠だ

僕にとっては

 

そうだ

よしんば命奪われようとも

君と一体になれれば

何を悔やもう

 

いや

君はきっと浜辺に

醜い僕の死体を

吐き出すだろう

 

ああ 海よ

こんなにも激しく荒れて

今 何を思う