若さ
意義なんかいらない
プラスもマイナスもない
1滴の果汁が
ほんのひととき
うるおいを与えてくれるなら
僕は赤道を超えるのも厭わない
汽車にこがれて1人、
海の向こう
薄紫のあかつき
小さな停車場の踏み切りに
原野を染める黄昏
寂しいからではありません
その美しさを誰かに教えてあげたかった
僕は夢を見た
自分を本当にわかってくれる人と
大自然の中で
同じものを見つめている
そんな世界の
そんな幸福
信念
才能
そして若さ