史の詩集(続)Fuhito Fukushima

福島史(ふくしまふひと)の詩集の続きです。

若さ     0058

若さ

 

意義なんかいらない

プラスもマイナスもない

 

1滴の果汁が

ほんのひととき

うるおいを与えてくれるなら

僕は赤道を超えるのも厭わない

 

汽車にこがれて1人、

海の向こう

薄紫のあかつき

 

小さな停車場の踏み切りに

原野を染める黄昏

 

寂しいからではありません

その美しさを誰かに教えてあげたかった

 

僕は夢を見た

自分を本当にわかってくれる人と

大自然の中で

同じものを見つめている

そんな世界の

そんな幸福

 

信念

才能

そして若さ