史の詩集  Fuhito Fukushima

福島史(ふくしまふひと)の詩集です。

流れ星     501

流れ星

 

夜が深まって ちょっとした気まぐれに

窓を開けて 何となく風にあたっていると

妙に悲しくなっちまう

何もかも闇の中に すっと溶け込んでしまって

もう戻ってこないような

とても大切な人と別れているような・・・

寂しさが胸をつく

 

何も考えず黙っていると気持ちがいい

僕も溶け込んでしまおうか

このまま こうして

 

君は誰 そこをよけてくれ

そう、まだ終わっちゃいない でも

 

だから また始まるんだ

知ってる 誰よりも

孤独になってしまうんだ

君といると心の底まで

 

一つ二つと 小さく見える星に

思いっきり声をはりあげたい

そうしたら、きっと

あの星 少したったら

カリンと割れて 落ちてくる

そしたら 僕も君と別れて

遠いところへいく

そのきらめく破片をあつめに

 

波が風にこぼれて きらっと光った

その光の中に君は吸い込まれてしまった

僕はまた枯れ果てた悲しみの中で

何か一つ失ったらしい