2022-01-21 流れ星 541 詩vol.5 流れ星 流れ星 すっと僕の胸をよぎった どこから来たのかわからない どこへ行くのかわからない 軌道をはずれて 一目散に落ちてゆく どこもかも真っ暗で 輝く星もない たとえ何かが見えようとも これまた人生 一直線 戻ることも 登ることもできない 身もだえし すり減らして 何も残りはしない だからっていって 何を悔やむ たとえ一瞬にせよ 燃えた 美しくも悲しき青白き 炎の尾をひいて 限りない宇宙に 新しい光を創り出したではないか