人生気まぐれ
信じられるものが すべて失われて
耐えられないほどの 苦しいときも
何度かあった
明日を思い浮かべられぬ日
これで終わりだ もうどうしようもない
そう思ったはずなのに いつの間にか
今日がきている
癒せなかったはずの 疲労も
手さぐりしても つかめない
その日は どこか遠く 過ぎ去った
人は自分で思うより 強いのか 無責任なのか
人はいつの間にか 生まれ変わってしまう
どんなに苦い今日の悲しみも
明日の風が癒してくれる
だから もう悔やんだりするな
床に入って明日を待とう
なす術がないとしても
人生気まぐれ わかるものか
死ぬまで生きぬけ
人生につまづき 生きてみよう