史の詩集  Fuhito Fukushima

福島史(ふくしまふひと)の詩集です。

悲しみ     544

悲しみ

 

悲しみのどん底に落ちてしまったなら

これ以上 悲しいことなんて ありゃしない

悲しくなれるってことは 幸せなのさ

悲しくなれないほど 不幸せな人もいる

 

じっと 心の奥がみえてくる

たった ひとかけらの幸せが

輝いているからさ

 

今まで多くの邪心に 雲隠れしていた 

それが

透き通った心の底に 見つけられるからさ

そのたったひとかけらの幸せが 救ってくれる

 

たった一人の自分に戻れる

それは 悲しみのとき

ひとかけら両手で取り出し見守ろう

一度失った本当の君が そこにいる

 

そして たったひとつの自分に戻ろう

何もかも脱ぎ捨てて

そう 悲しみも一緒に