史の詩集  Fuhito Fukushima

福島史(ふくしまふひと)の詩集です。

大きな愛     546

大きな愛

 

人を愛するようになって 

初めてわかった

 

たった一つの笑顔見たくて

疲れた日曜日 早朝から

連れていってくれた人の気持ち

 

僕は何も気づけなかった

どんなに疲れてて

どんなに一日休みたいのか

 

それにもまして

僕の喜ぶその姿 見たかった

僕はそんなとき

むっつりとして 不機嫌だった

 

僕にはわからなかった

人を愛することが

僕にはわからなかった

そんなに愛されていることが

 

人を愛して初めてわかった

愛するもののためには

犠牲も喜びであることが

 

無条件の愛

償い切れない 大きな愛

返し切れない 大きな愛

 

おいしい料理 食べずに

自分にくれた人の気持ち

僕は恩着せがましく思った

 

どんなにそれがうまくて

どんなにそれが高価でも

それにもまして 大きな愛

 

さあ 育てよう 

二人の愛の結晶

受け継いだ大きな愛を

ほんの少しでも

返すため

僕の持っている

すべての愛を捧げよう