人生航路
いつでも手が届くと思っていた
あなたの目に 私は入っていなかった
なんて皮肉な なんて哀れな
去ったあと わかった 君への愛
大切なもの 失ってしまった
愛しているっていってくれた
ずいぶん昔だったけど
君は本気だったのか
気持ちを汲めなかった愚かな僕
ずっと愛していてくれた君
素直に受け止められなかった
うれしかったはずなのに
背ばかり向けて
いつの間にか 歳月は流れた
いつもよき友だった
愛するか 別れるか いつの間にか
それを強いられる年となった
愛をとった 僕は 幸せにしようと
別れをとった 君は 心が離れたと
通りすがりの旅人
強気なつもりでほほに涙
何もかもうまくいかず 終ったあと
それをなぐさめてくれるかのように
空は青く眩しい
希望の光 満ち
明日に風は吹く
寄せる波 満ちたり引いたり
人生の波も また同じ