史の詩集  Fuhito Fukushima

福島史(ふくしまふひと)の詩集です。

人生航路     547

人生航路

 

いつでも手が届くと思っていた

あなたの目に 私は入っていなかった

なんて皮肉な なんて哀れな

去ったあと わかった 君への愛

大切なもの 失ってしまった

 

愛しているっていってくれた

ずいぶん昔だったけど 

君は本気だったのか

気持ちを汲めなかった愚かな僕

ずっと愛していてくれた君

素直に受け止められなかった

 

うれしかったはずなのに

背ばかり向けて

 

いつの間にか 歳月は流れた

いつもよき友だった

 

愛するか 別れるか いつの間にか

それを強いられる年となった

愛をとった 僕は 幸せにしようと

別れをとった 君は 心が離れたと

 

通りすがりの旅人

強気なつもりでほほに涙

 

何もかもうまくいかず 終ったあと

それをなぐさめてくれるかのように

 

空は青く眩しい

希望の光 満ち 

明日に風は吹く

 

寄せる波 満ちたり引いたり

人生の波も また同じ