史の詩集  Fuhito Fukushima

福島史(ふくしまふひと)の詩集です。

J 548

J

 

もう何もいらない

誰からも愛されなくてもいい

あなたの横にいられるなら

 

誰かに愛されたいと願う

Jもそんな女の子でした

毎日 祈りを捧げておりました

年頃になると きれいになりまして

その瞳には いつも多くの男の子が

写っていました

 

悪癖といっては Jがかわいそう

女の子なら皆 理想を求めるもの

十人十色 誰もがいいところを

もっているもので 

Jは皆に平等に愛を送りましたが

本当に愛せる人はいませんでした

 

そんなJから 男たちの心は

遠ざかっていき 

とうとう一人ぼっちに

なってしまいました

 

Jはやっとわかりました

愛する人のそばにいるのが

何よりも幸せなことだって

 

幸せになりたいって思ったなら

身の回りの

小さな幸せを

少しずつ集めていきなさい

 

目に見えないほど小さなものでも

いつの間にか大きな幸せとなって

いるかもしれません

 

そうなるまでに

幸せになりたいと思わなくなり

その小さな努力を怠るから

いつまでも本当に幸せになることは

できないのです

 

愛されたいなら

愛を育てていきなさい