君の道
耐えて報われる苦しみならば
何が苦しかろう
いかに待っても苦しかろうか
かなわぬものを愛してしまった
その想いは かなうこともなければ
のぞくこともできない
君は小高い丘に立って
沈みゆく陽に照らされて
空を見つめてる
君の目は 赤く疲れ切っている
何が君をそうまでするのか
何のため 君は何もかも捨てるのか
その向うに 何があるのか
降りておいで
そんな呼びかけは届かない
君の耳に入るのは
君の心が叫ぶ声
幸せを 置き去りにした その日から
君はのぼった その丘まで
この上 何を望むのか
この上 どこへ登るのか
小高い丘には何もなかった
君の求めたものは
これ以上 悲劇を繰り返すのは
やめたまえ
降りてきて 我が君
それも望めぬならば
ただ一度 振り返りたまえ
この我を