史の詩集  Fuhito Fukushima

福島史(ふくしまふひと)の詩集です。

報い      566

報い

 

君をひと目みた その日から

君を想う心の歓びは

時がたつにつれて

ひどく苦しいものとなった

 

胸の上の方が焦がれて

頭の中はいつもかすみ

なんとなく 遠くをみつめて

ものおもいしている 毎日

 

愛することがこんなに苦しいなんて

君を愛して初めてわかった

今までの戯れの恋は

恋に恋し 楽しかったのに

 

そんな軽い気で君に想いをはせた

それがこんなに 苦しいものになるなんて

 

知らなかった 恋の想い

恋を甘く見た報いを

知った 君に会って

 

むなしかった 僕の毎日が

やっと息づいた 君に会えて

 

君を想うと 何とかしたくなるけど

僕には 何もできやしない

そのじれったさは 君を置き去りにした

僕自身への苦しみなのか